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埋蔵文化の包蔵地について
スタッフブログ

2021年5月28日

こんにちは、住宅事業部(設計)の黒沼です。

埋蔵文化財の包蔵地についてお話ししたいと思います。

埋蔵文化財の包蔵地とは石器や土器などの遺物が出土したり、貝塚・古墳・住居跡などの遺跡が地中に埋もれている土地で、そのことが地域社会で認識されている土地のことを指します。

また埋蔵文化財の包蔵地は何千年も昔の人類または動物がそこに暮らしていた証拠となる非常に貴重な史料が眠っている可能性がある場所になります。
人口的に作り出す埋立地などではなく、何千年も昔からある土地に少しずつ時間を掛けて自然が生み出した地層においてもまた包蔵地の貴重な史料であることが窺えます。

そのような貴重な史料を保護するためにも私たち施工会社は新築工事の場合には工事着手前に計画地が埋蔵文化財の包蔵地の対象地であるかどうかの調査を行わなければいけません。
包蔵地である場合は管理されている各自治体と事前に協議を行い、埋蔵文化財の発掘調査を行っていきます。

弊社で建築計画している土地でも埋蔵文化財の包蔵地の該当箇所があり、
先日、私も発掘調査の立会いさせて頂きました。
調査は敷地に対しておよそ10%程度の範囲にて行っていきます。
調査箇所に目印を付けたら重機にて掘削開始です。

 

 

埋蔵物の多くはローム層付近に多いとのことで黒土が見えるまで掘削をしていきます。
黒土が見えてきたら、そこからは手作業で掘削です。

 

 

埋蔵物を傷めないために神経を研ぎ澄ませながら慎重に掘削をしていきます。
掘り終えたら、記録を残して遺構があるかどうかの判断となります。

 

発掘調査が無事に終了し、今回は遺構が無いとの判断となりましたので、
工事着手へ向けて段取りを進めていきたいと思います。

 

 

この記事を書いた人

黒沼 遼

住宅事業部・設計