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条件付きの土地について…市川の工務店DAISHU
スタッフブログ

2016.07.27

こんにちは、住宅アシスタントの桃井です。

家を建てるとき、大半の方が土地を探されると思います。
さて、土地の価格はどのように決まるのでしょうか?
土地の価格は、国土交通省が毎年公表している「公示価格」と、
国税庁が毎年公表している市外地の道路に沿った宅地の1平方メートル当たりの土地価格である
「路線価」、また実際の不動産販売価格である実勢価格が基準になりますが、
単純にそれで決まるわけではなく、評価基準といろいろな条件が入り混じって最終的に価格が決まります。
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土地探しの時、周辺の相場よりも価格が安い土地があるとします。
その際、なぜ相場よりも安いのか、購入者にとってデメリットとなる場合も多々あります。
その理由をしっかりと見極め理解することがまず重要です!!

<安い理由>
1.借地権の土地
2.住環境が悪い
例)周辺に高速道路や地下鉄や飛行場、工場など住環境に影響のある土地
3.人気がない土地
4.建築するのに建てずらい土地
5.宅地開発が必要
傾斜地や斜面を含む土地、地盤改良が必要

など…様々な理由があげられます。
その理由の一つ、宅地開発が必要な土地について少しお話しします!!

希望の地域で広さも理想的で価格も相場より500万円ほど安い…
それにちょっと高台にあって見晴らしもいい感じ!なんで安いんだろー?と
思いながらもこれは買いだ!!と思ったとします。
ちょっと待ってください!!
その土地は高台…崖条例の制限を受ける可能性があるんです!!

かげ条例…?!がけ条例とは…
崖の付近に家を建てる際に、崖が崩れた場合のことを想定して崖から一定の距離を離しなさいという主旨の条例です。
がけに近接する敷地には必ず何らかの規制があることがほとんどです。
がけ条例の内容は自治体によって違いますが、そのような土地の場合は必ず確認しなければならないのです。
もしその土地が「がけ条例に該当する」場合、もしくは隣接地ががけ条例に該当し、
調査している物件が「その下部に位置する」場合には、「新しく擁壁が必要なのか必要ないのか、
現状擁壁が存在している場合は現状の擁壁でも問題ないのか」を確認する必要があります。
なので、いくら土地の価格が安くても土地代とは別に擁壁が必要となり、
場合によっては数百万円もの費用がかかることがありますので、
しっかりと情報を集め見極めて土地選びをする必要があります。
崖…?!
・傾斜角30度を超えている
・高低差が2mを超えている
上記が崖条例に該当するのが大半です。
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DAISHUは、一級建築士・宅地建物取引責任者(宅建)など、
家づくりのプロフェッショナルの有資格者が多数在籍しており、
土地選びから建築そしてアフターに至るまでお客様に寄り添った家づくりを行っております。
お気軽になんでもご相談ください!!