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低体温を防ぎ、免疫力を高める住宅
社長ブログ

2015.12.24

“低体温”と”免疫力”には深い関係があります。

体温は自律神経(交感神経と副交感神経で構成されている)の働きによって一定にコントロールされていますが、自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位になってしまうと、白血球中のリンパ球の割合が変化します。 実際、 低体温になると、リンパ球の割合は30%以下に減り、体の免疫力も大幅に落ちてしまうのです。

たとえば、体温37度台でガン細胞を攻撃するNK細胞が最も活性化し→白血球の質がよくなり免疫力が高まる→ウィルスを撃退する。そして、血流がよくなる→脳の老化防止効果がある→代謝がよくなる、良い連鎖となります。

一方で免疫力の低下は、あらゆる病気の原因となります。ですから、日常の生活において、常に体温を上げて低体温を避け、免疫力UPに努めましょう!

実は免疫力をUPさせて体質を改善するために、お風呂は有効な手段です。 平熱+4℃のお風呂に10分程度入ることで効果があるそうです。ところが、脱衣場が寒い、廊下が寒い、家ではお風呂だけで温かくしても、かえって温度変化が激しすぎてヒートショックなどの危険が増します。

工務店の社長としての「コストパフォーマンスを考え、冬に暖かい家をつくる」ことをお勧めします。

私の立場から申し上げたいこと、それはエネルギー消費の観点からも「暖房負荷★」を下げましょうということです。

★暖房負荷=冬は外気温度が低いため室内の熱は壁、屋根、床を通過して失われていく。 この室内から失われていく熱量の総和を暖房負荷という。

冬に暖かい家を造るには 「冬の日射取得量を増やし、断熱性・気密性を高めて熱の損失を減らす」が基本です。 でも日本の場合は、夏の日射取得はできるだけ減らすという相反する工夫が必要です。 そこで設計力が重要ということも、ご理解いただけると思います。

「設計力」(太陽光を上手に制御する)と適切な「高断熱・高気密」な住宅とすることで、「暖房負荷」を小さくして、最小限の暖房設備で、導入コスト・ランニングコストのかからない 「正に燃費の良い家」づくりを目指しましょう!