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ZEHと当社「国府台」モデル
社長ブログ

2016.02.10

当社の国府台モデルはZEH仕様で設計致しました。
木楽里の家(国府台モデルハウス

お陰様で設計値は次の通り基準を余裕でクリアー致しました!

外皮平均熱還流率: 設計値 0.42 (基準値0.87)
冷房期の平均日射取熱取得率: 設計値 1.6 (基準値 2.8)
一次エネルギー消費量: 設計値 58.3 ≦ 基準値 92.0)

一次エネルギー消費量の設計値が基準値を下回っていることでZEH達成となります!
勿論、単純に数値だけで家が良いかどうかは判断できませんが、数値は悪くないと思います。

これから私達の役目は如何に難しいお話を、皆様に分かり易く説明をさせていただくかというステップに移ってまいります。 

省エネ基準は2013年に14年ぶりに大幅に改正され、住宅については同年10月から施行されています。実は過去の基準は全て「努力義務」でした。そのため、前回の基準改正があった2009年から10年以上経た2011年で新築住宅に対する基準への適合率は48%とあまり普及をしていませんでした。「努力義務」では物事は進まないということですね。

今回の「改正省エネ基準」でのキーワードは「義務化」と「総合評価(建物&機器)」という点です。

また、分かり易くするため、評価単位がグローバルスタンダードに合わせて「★一次エネルギー消費量(kWh/年)」に統一されたことも重要です。

★一次エネルギーとは自然界に存在する状態のエネルギーのこと。
 石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料、原子力、太陽光・風力・水力・地熱などの再生可能エネルギーの3種類。

「エネルギー基本計画」では「2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の実現を目指す」と高らかに宣言されています。

また、欧州連合(EU)のEPBD(省エネ建築物指令)でも、「2020年末までにすべての新規の建物がゼロ・エネルギー建物となること」が求められています。

2020年はオリンピック開催のみならずエネルギー分野でも国際的に注目される年となりますね。