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畳について
スタッフブログ

2022.06.24

こんにちは、住宅事業部(設計)の黒沼です。

畳について少しお話ししたいと思います。

畳とは古来から伝わる伝統的な日本独自の床材であり、部材として「畳床・畳表・畳縁」にて構成され、それらを糸で縫い付けて一体の床材としたものが畳となります。
今回はその中の畳床(たたみどこ)についてご紹介したいと思います。

畳床とは表層に現れない畳の芯になる部分のことで、畳床には大きく分けて「本畳床」、「ワラサンド畳床」、「建材畳床」の3種類があります。

「本畳床」は稲わらを使用し、縦・横と何層にも積層した稲わらを圧縮し機械で縫い上げており、古来から伝わる日本の伝統的な畳床になります。

「ワラサンド畳床」は3層構造となっており、上下層には稲わらを中間層にポリエチレンフォーム板を挟み込んだ畳床です。

「建材畳床」は積層構造において稲わらを全く使わない畳床でポリエチレンフォーム板に薄いベニヤ板またはインシュレーションボードを張った畳床で、近年では最もポピュラーな畳床です。

畳床の3種類の中からもその特徴の良し悪しが違ってきます。
例えば稲わらだけで生成される本畳床では弾力性があり足触りが非常に良く、断熱性、吸放湿性にも優れ、湿度変化が激しい日本の風土に最適な床材ですが、何層にも積層している稲わらを圧縮しいるので重く扱いにくかったり、導入コストが高価になります。
伝統的な工法に比べ、近代的な建材畳では品質が一定化し比較的安価なコストで導入できますが、本畳床のような弾力性は無く、硬い足触りの印象となります。

洋風化が進んでいる現代でも和室やLDK小上りといった畳を使用した間取りは根強い人気があります。
このように畳床によってもその特性は変わってきますので、生活スタイルに合わせて畳のある生活が楽しめると良いですね。

この記事を書いた人

黒沼 遼

住宅事業部・設計