豪雨による地盤陥没の対応@千葉県
工事部の保坂です。
今回は地盤陥没対応についてお話しさせていただきたいと思います。
今年9月の長雨では各地で水害が多発し、被害にあわれた方が数多くいらっしゃったかと思われます。
この長雨の影響で敷地の一部が陥没してしまったので、現地確認を行い対応策があるかを検討してほしい、とご連絡がございました。
現地に向かいお話を伺ったところ、陥没した辺りには以前に浄化槽を埋設配置していたらしく、下水道整備が行われた際に廃止になった経緯がありました。
浄化槽設備の廃止にあたり、下水道へ盛替えの際は
①掘り起こして撤去する
②埋め殺しにする
と、処置方法に違いがありますが、お話を伺う限りでは撤去されたようでした。
撤去当時に数か月後に雨の影響で陥没状況があったそうで、埋め戻しを重ねて現在に至っていたのですが、今年9月の長雨で陥没が再発してしまいました。
我々のように建築工事を行う現場監督であれば経験していることなのですが、基礎工事を行う際には根切と言って基礎範囲よりも大きめに敷地を掘削して基礎を造ります。
基礎が完成後、基礎外周部は施工に必要な作業スペース分の余掘りを設けており、その部分を埋め戻す作業を行います。
埋め戻しには環境にもよりますが、山砂を使用し、ある程度埋めたら「水締め」と言ってホース等で水を流して空隙の無いよう流し込んでいきます。
この作業ををすると、水は地下の基礎周囲に山砂と共に流れていき、ホース地点とは全然違う位置でボコッと音を出して埋め戻した路盤が落ちていくような状況が見られます。
雨降って地固まる、です。
ボコッと路盤が落ちたところは空隙があったから下がったという事です。
このような経験により、この陥没部ではどのくらい埋め戻し土が必要な状態なのかを調べる為、ホースで水を流し、細い塩ビ管で水が流れていくよう浄化槽が配置されていたあたりを突いて地下の様子を探ります。
予測よりも範囲が大きく数時間かかり、何度も座り込みながら汗だくでの作業でした。
ああ、若い者を連れてくるべきだった…しかし時すでに遅し、です。
画像のような状態になり地下状況が分かってきたので、必要な埋め戻し土量や作業要領を掴めたので、対応計画をまとめました。
しかし、今回の対応策で今後も陥没が起きないとは、言いきれません。
地下層には水道(みずみち)と言って降雨が地下に浸透していった際に侵透しづらい地層より上の層で地下水層ができて、その層で水が溜まります。
今回の敷地は傾斜地にあるため、地層が素直に坂上から坂下に向けて堆積していると、また雨が続いてしまった場合、埋め戻し土が地下水に引かれて陥没してしまう事も考えられるのです。
そのような懸念もお伝えの上、経過観察を続けましょう、とお客様と方針を定め、埋め戻し作業を行う事になりました。
次回はその作業についてお話しさせていただきます。
このようにDAISHUでは経験値を重ねた工事部員が工夫や検討を加えながら工事を行っております。
新築、リフォーム、修理や改善等、建築工事全般のご対応が可能でございますので、ご相談も含めてどうぞ宜しくお願い致します。
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